年金を払うのは損か得かの本当の答え
年金を払い続けるのは損?
元々60歳から受給だったものが65歳になりまだまだ年金を払い続ける世代は理不尽な扱いを受けることかと思います。
ため息しか出ない
■年金問題
年代 受給額-支払額
20代 -2240万円
30代 -1700万円
40代 -1050万円
50代 -260万円
60代 +770万円
70代 +3090万円 pic.twitter.com/18CgkpSwPw— 名もなき投資家(一般市民・立憲主義) (@value_investors) 2014年12月12日
このような話を聞くと「なぜ払わなければいけないんだ」と憤る方も多いのではないでしょうか。
この数字は何を根拠に出しているのか不明なのですが、60歳世代・70歳世代よりももらえる額は少なくなっても払った分以上の金額はたいていの人はちゃんと払っていればもらえると思って大丈夫でしょう。
しかし、
将来年金自体が破綻してもらえなくなるから払うべきではないとの声がありますが、それは現実的にありえます。
実際、受給年齢は引き上げられ受給額も減らされる傾向であることから数十年後にまともに年金システムというものが機能しているのかというと正常に機能しているかは微妙です。
日本人の寿命も伸び続けて100歳以上がごろごろ出始めると年金がまともに機能しなくなる可能性も十分あります。
では、
年金はやっぱり払うのは損なのでしょうか?
実は年金はお得な保険システム
実は年金を払うことはかなり得です。払っておくべきです。
それはなぜなのかというと、
年金には2種類の機能があります。
「老齢年金」と「障害年金」です。
「老齢年金」が65歳以上からもらえるもの。
「障害年金」は65歳までもらえるもの。
障害年金をもらえる条件が
国民年金の保険料納付済期間と免除期間を合計した期間が2/3以上あること。
・上記要件を満たせない場合、初診日の時点で65歳未満でかつ、初診日の前日に、初診日がある月の2ヶ月までの直近1年間に保険料の未納期間がなければ、特例として納付要件を満たすことができます。
となっています。
ものすごく簡単にいうと
「直近で1年弱以上現在ちゃんと払い続けていればOK」みたいな感じです。
そして、「障害年金」とは
例えば、
突然、不慮な事故で片足を失ってしまった。
など生活に支障をきたし続ける障害を負ってしまった場合、障害の度合いに応じて等級が決められ、その等級に応じて障害年金というものがもらえます。
年金を一定期間払っていないとこの障害年金はもらえないのです。
これは通常の年金と違って65歳からもらえるのではなく20歳から65歳までずっともらい続けることが可能です。
65歳を超えたら普通の年金に切り替わります。
つまり、老後の年金にプラスしてもし万が一障害者になってしまった時もその日から障害者としてずっと年金をもらえるわけです。
保険という観点からみるとかなり手厚くてお得なものです。
つまり、自分の人生においての保険と考えると年金は決して損なものではありません。
ということから年金は、保険という観点からみれば払っておいたほうが得という結論になります。
年金を払っても老後に満足な金額はもらえないかもしれないことは腹立たしいかもしれませんが、万が一自分の身に大きな不幸が降りかかった時に年金はその力発揮することがあるので、万が一の未来のために年金は払っておくほうがいいです。
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